相手に選ばれる自己PRの書き方

ここでは、自己PRの書き方について解説しています。

自己PRは、自分のことを知ってもらうための大事なものです。ですから、相手に選んでもらえるような人柄が伝わる内容にする必要があります。お見合いに繋げる第一歩なので、自分のことをしっかりアピールしましょう。

 自己PRの書き出しは、必ず挨拶文から入りましょう。相手への感謝や思いやりが伝わり好印象です。

ポイントは、堅苦しくない言葉使い・馴れ馴れしさのない言葉遣いにすること。

【例】

・初めまして。プロフィールをご覧いただきありがとうございます。

・初めまして。お読みいただきありがとうございます。

悪い例：こんにちは。プロフィールを見てくれてありがとう。趣味は◯◯です。特技は◯◯です。

このように、あまり馴れ馴れしい書き方は印象がよくありません。挨拶文を書いたら、一旦区切りをつけましょう。また、続けて趣味や特技などを書かず、婚活のきっかけなどについて書いたり、流れのある書き出しにしましょう。

挨拶文の次は、婚活のきっかけを書きましょう。例えば、「早く両親を安心させたいから」「周りの人が結婚し始めたから」など、何かしらの理由があるはずです。

しかし、そのまま書いてしまうと、自分以外の家族のためであったり、焦っている様子を相手に印象つけてしまいます。本人の結婚したいという真剣度があまり伝わりません。

ポイントは、結婚に対して前向きな気持ちを伝えることです。

【例】

・これまで仕事に打ち込んできましたが、ふと結婚して幸せな家庭を持ちたいと思い、結婚相談所への入会を決めました。

・結婚した友人の幸せそうな笑顔を見て、私も将来をともに過ごすパートナーと出会い、結婚したいと思い入会しました。

悪い例：安定した老後を送りたい、一生独身でいることに恐怖を感じて、こちらに登録しました。

これでは、将来の不安を伝えているだけで、結婚に対して前向きな気持ちや、幸せなイメージが持てません。楽しい結婚生活を連想させるような書き方にしましょう。

職業については、企業名まで記入する必要はありません。看護師、保育士、出版社勤務、建設関係、営業職、技術職など大まかに記入するだけでいいでしょう。そうすることで、「素敵な職業だな」「優しそうだから会ってみたい」「誠実そうだから話てみたい」などと、プロフィールを見てくれた相手も人物像をイメージしやすくなります。

また、現在仕事をしておらず無職の方は、「家事手伝い」「将来の夢を実現させるために就職活動中です」などと、正直に書きましょう。

【例】

・人のお世話をすることが好きで、誰かの手助けができたら嬉しいなと思うようになり看護師をしています。

・家づくりに携わるのが夢で、建築の仕事をしています。

悪い例：保育士経験◯年、事務経験◯年、雑貨販売経験◯年

このように、経験した仕事をいくつも書いてしまうと「仕事が続かない人なのかな？」とかえって悪い印象を与えてしまうことになります。現在の職業または直近の職業のみを書くようにしましょう。

趣味や特技、好きなことは自分を最もアピールできる項目です。人は、自分と同じ趣味や特技、好きなことなど共通点があると思うと親しみを感じます。特に書くことがない、何を書いたらいいかわからない！という方は、「学生時代打ち込んだ部活動」「これから挑戦してみたいこと」について書いてみることで自分のことを知ってもらえるし共通点を見つけやすくなるので、オススメです。

【例】

・料理が得意で家でよく作っています。また、友人たちとカフェ巡りをしたり、旅行にも行くのも好きです。一緒にいろいろなところに行って楽しめたら嬉しいです。

・高校時代は野球部に所属していました。一緒にスポーツをしたり、新たなことに挑戦したり、楽しい時間を共有できたらと思っています。

悪い例：趣味や特技は特にありません。または、体を動かすことが好きで、スポーツジムに通っています。一緒にスポーツができる人がいいです。

これでは、自分のことを知って貰おうとしていない人、つまらない人というような印象を与えてしまったり、自分の趣味などに合った人を特定するような内容などは、なかなか会ってみたいと思ってもらえません。一緒に過ごしたいと思える内容にしたり、相手の人と楽しく過ごすことをイメージしながら自分の思いを伝えられるようにしましょう。

休日の過ごし方については、多くの方が興味を持っています。その人の生活感や性格、趣味などを休日にどう過ごしているのかが伝わります。

ポイントは、なるべく具体的に書くことで、一緒に過ごせたらいいな！と思える共通点を見つけやすくなるので、相手に興味を持ってもらえる可能性が高いです。

【例】

・休日は、友人とショッピングをしたり、美味しいご飯のお店を探して食事を楽しむことが多いです。家にいるときは、一人でのんびり過ごすこともあります。

・友人とテニスをしたり、ジムに通ったりアクティブに体を動かすことが好きです。たまには、家でゆっくりDVD鑑賞を楽しんだりもしています。

悪い例：休日は、家にいることが多いです。または、友人といつもバイクでツーリングに行っています。これだけでは、共通点を見つけられません。ですから、アウトドアの部分（旅行、スポーツ、ヨガなど）や、インドアの部分（読書、映画、のんびりするなど）を両方とり入れるといいでしょう。どちらにも偏らないことで良い印象を与えられるでしょう。

自分の性格について、人に伝えるのは難しいものです。人は、短所はスラスラ出てくるのに長所は恥ずかしかったりしてあまりうまく説明できないものです。友人や、周囲の人から頂いたお褒めの言葉などを織り交ぜながら書いてみましょう。自分の短所はあえて控えめにして、あまり長くならない程度に書くのがいいでしょう。

【例】

・友人からは、「穏やかな人だね」と言われます。そのせいか、友人や、後輩から相談されることが多いです。

・職場の人から「真面目で頑張り屋だね」と言われます。仕事にはやりがいがあり、仲間の協力を得ながら仕事に取り組んでいます。

悪い例：友人からは、マイペースと言われます。人と話すのが苦手で黙々と作業するのが好きです。または、職場の人から、優しい、誠実、謙虚と言われます。同僚の信頼も厚い方で頼りにされます。

このように、長所や短所に偏った内容ですと印象があまりよくはありません。短所や長所をさりげなく伝えられる内容にした方がいいでしょう。

結婚観について書くことは、将来の結婚生活のイメージがつきやすいです。相手に理想の結婚の条件を求めるのではなく「どんな家庭を築きたいか」「どんな未来を一緒に歩んでいきたいか」など、自分の将来像を伝えることをお勧めします。

ポイントは、具体的な希望をいくつも書かないことです。それでは「相手に求める理想が高そう」と思われてしまう可能性が高くなります。ですから、希望は控えめに伝えるようにしましょう。

【例】

・些細なことも一緒に乗り越えていけるような明るい家庭を築きたいです。

・お互いを尊重して、幸せを感じられるようなパートナーと巡り会うことが理想です。

悪い例：料理があまり得意ではないので、家事分担できる人がいいです。または、幼い頃からマイホームを持つことが夢です。夢を叶えてくれるパートナーが理想です。

これでは、希望ばかりで、二人で幸せになろうというよりも理想や、希望通りの人がいいと言ってしまっているようで、あまり好意を持ってもらえないでしょう。お互いが幸せになれるイメージをもてる内容がいいでしょう。

自己PRを最後まで読んでくれた方に、感謝の気持ちを伝えるといいでしょう。そうすることで、気持ちのいい文章になり印象もよくなります。挨拶は、礼儀の一つですので、忘れずに伝えましょう。

【例】

・最後までお読みいただきありがとうございます。素敵な出会いを大切にしていきたいと思っています。どうぞよろしくお願いします。

・最後までお読みいただきありがとうございました。一緒に楽しい時間を過ごせたらと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。

悪い例：登録したばかりですが、たくさんの出会いを期待しています。

期待する気持ちもわかりますが、お相手への気遣いも忘れずにしましょう。まずは、選んでもらえる魅力的なプロフィルを作成して、お見合いに繋げていきましょう。